公開: 2023年5月8日
更新: 2023年5月8日
1945年に連合国軍が、ドイツ軍や日本軍との戦争に勝った後、敗戦国で戦争に関わり、犯罪的な行為を行った人々、元兵士や軍関係者、政治家などを、「戦争犯罪人」として裁判にかけて、罪に問いました。戦争犯罪人の中には、戦闘行為として非人道的な行為を行った罪で訴えられた人々や、ジュネーブ条約に反した行為を行った罪で訴えられた人々、そして、平和の維持に反した行為を行った人々がいました。
日本軍を指揮した東条英機らは、「平和の維持を妨げる行為があった」とする政治的な罪に問われ、有罪判決を受けました。戦時中に、国家経済の振興を担当する国務大臣として戦時内閣に参画していた岸信介も、東條と同じ罪に問われ、有罪判決を受けましたが、その後、特赦を受け、政治に復帰しました。